「上海ガニ」強い繁殖力。生きた状態での輸入は禁止。茹で、カニ味噌、卵など独特の味わい

上海ガニは、名前の通り中国および朝鮮半島を原産地とする外来種で、イワガニ科・モクズガニ属に分類され、同属には日本のモクズガニがあります。
しばしば、「シナモクズガニ」、「チュウゴクモクズガニ」、「毛ガニ」、「老毛ガニ」とも呼ばれます。
形態は、甲羅の幅は最大で8cm程にもなる大型のカニで、色は青緑色のものから焦げ茶色のものまで様々ですが、加熱すると鮮やかな柿色になります。
基本的に淡水域に生息するが、産卵シーズンには河口や海岸へ移動し海水中で産卵します。
卵から孵った幼生は脱皮を繰り返しながら、やがて河口から河川へと遡上し、産卵期を迎えるまでは淡水域に生息します。
食性はやや植物食寄りの雑食性で食欲旺盛です。
貝類や甲殻類、水生昆虫や小魚、水草など、枚挙にいとまがありません。
加えて陸上での移動も活発で繁殖力も強く、世界の侵略的外来種ワースト100にもランクインしています。
日本では生きた上海ガニの持ち込みは禁止され、アメリカでは上海ガニの商取引は一切禁止されるなど、生態系に多大な影響を及ぼします。
分布は、元々は長江流域を中心とする河川に広く生息していましたが、現在ではヨーロッパはドイツを初めとするヨーロッパ各地やアメリカ合衆国周辺、日本でもお台場での生息が確認されるなど、確実にその分布域を広げています。
茹でて食べるのが主流で、カニ味噌や卵も含め、濃厚で独特の味わいがあるそうです。
生の上海ガニを老酒に漬け込む「酔っぱらいガニ」と呼ばれるものもありますが、寄生虫のリスクは排除できない点、注意が必要です。

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